破錫|秦世和
現代錫作家 秦世和による破錫作品展
破錫 ─ 完全な物質である金属に入る一筋のヒビが、満たされていない今の自分と重なる時、矛盾するかもしれないが不完全であるからこそなんとも言えない落ち着きをくれる。破錫(ヤブレスズ)は秦世和の造語で錫の表面にヒビを入れることで景色を出しその空間に移ろい や儚さを表現する技法である。大阪では3年ぶりの個展となります。
本個展はフェスタアート大阪の参加企画です
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秦 世和
愛媛県出身。
京錫源・清課堂にて錫器製法を教わり独立後ひび割れを景色とする 「破錫」を考案する。素材性を活かし、古の流れを継ぐ寂の空間を追う。