福山一光展

Minimal work ー 紙と墨、そして筆と技術。
まさしく限りなく削ぎ落とされた素材で創り上げられた世界は無限の広がりを見せる。

この度瀬戸美術では春の企画展示として福山一光展を開催いたします

過度な装飾がもてはやされる昨今、選りすぐられた紙と墨、そしてただ表現のために鍛錬された技術をもとに福山の作品は創り上げられます。福山の作品において、空間の遊びや濃淡による表現の幅はまるで偶然を装うかのように自然ですが、実は全てが計算され設計されたものです。これは先に述べたように何度も試行を重ねて作り上げた技術に裏付けされたものであり、少々大袈裟な例えではありますがミケランジェロの彫刻のようなものなのです。

それでも一昔前では寂しい水墨画としか評価されないであろう福山の作品が今の時代に受け入れられるのは世間の美術鑑賞の眼が円熟期を迎えたという事に尽きるのではないでしょうか。昨今異常な程の長蛇の列ができる琳派や四条派などの絵師達の展覧会にバブル期にどれだけの人が並んだでしょうか?綺麗なものがもてはやされ、代わり映えのしない作品たちが美術画廊の壁に並んだあの頃より、モノ派や具体芸術などを含む現代美術まで呑み込んだ世間の美術鑑賞の眼はより貪欲に、そして確実に作品に何かを求めています。と、同時に答えのない作品はどんどんその魅力が色褪せていきました。そんな今だからこそ最小限の仕事で無限の世界を開く福山の水墨作品の魅力は観る人に何らかの答えを示しているのでしょう。

福山の作品が果たしてどんな答えを用意しているのか。その答えの一つとして福山一光展では皆様ひとりひとりが持つ「内なる静けさ」を是非確認して頂きたいと思っております。

Minimal work opens unlimited world

瀬戸美術

会期
2017年 4月 3日(月) ~ 15日(土)
但し日曜、13日は休廊
平日 12:00-19:00 土曜日11:00-18:00

会場
瀬戸美術
大阪市中央区伏見町3-2-8 池芳ビル6階

お問い合わせ
TEL:06-6223-3332 / setoarts@gmail.com

この度春の北船場界隈アートイベント「フェスタアート大阪2017」に当ビル3階 花田美術様と共に参加しております。併せてお立ち寄りください
サイト http://festart.net